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PRIMES Japan 株式会社
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高出力レーザシステムの分析装置はまだ重量が大きいですが、FPMは10kgと軽いです。FPMは完全自動測定であり、システムとインテグレートし、パワー及びビームジオメトリを測定することができます。現在のレーザビームパラメータを知ることで、予測計画やメンテナンス計画を無理なく立てることができます。

アプリケーション

FPMは加工場でビームパラメータを迅速に測定することができるシステムです。利点はシステムとインテグレートが容易で、そのバスインターフェースを産業用コントローラ及びネットワークのホストに容易に接続することができます。FPMは当初、特殊なアプリケーション「レーザシームステッパー」の測定用に開発されましたが、その後、広範囲でも使用されるようになりました。FPMはパワーメーターユニット、ビーム分析ユニット、フィールドバスインターフェースの3つの要素から構成されています。これらは全て強固なアルミケースに組み込まれています。

シャッターと保護窓

埃が入射口から混入しないように、コンプレッサーエアーで汚れを取り除くことができる電気駆動式シャッター及び取外し可能な保護窓がFPMに装備されています。加工場でビームパラメータを定期的に測定できます。この自動チェックが加工品質保証の基盤となります。

使用分野

FPMの典型的な使用方法の一つは自動定期モニタリングです。特に遠隔溶接又はレーザシームステッパーでシートメタルを加工するときのような拡がり角の小さなレーザ加工を高出力パワーで行うときなどFPMは適しています。FPMはレーザパワーパラメータ、ビーム伝搬、波長1030-1090nmのビーム位置を測定する便利で耐用性のある装置です。最大入力パワーは8kWで、ビーム測定時間は0.3秒です。

原理

レーザ及び加工ヘッドを経由したビームは偏向ミラーを使用して装置内に入ります。そしてビームスプリッタを通過し、他の偏向ミラーを経由して測定部分に入ります。

パワーはカロリーメータ方式で測定されます。その為、規定時間レーザを照射する必要があります。パワーは熱容量、温度上昇、照射時間により計算されます。カメラベースのビーム分析ユニットはCCDセンサーを使用してビームジオメトリ及びビーム位置を測定します。そして最後にフィールドバスインターフェイスより測定データがシステムコントローラに転送されます。マーキングと追加PCは不要です。

 

主な利点

1. 自在に設置:FPMは地面に対して水平にも垂直にも設置が可能です。汚れる恐れがありますので、垂直に設置することをお勧めします。

2. 完全自動操作:FPMは完全自動操作です。機械制御を接続すれば、機械プログラムにより測定工程を完全に制御できます。

3. 特定のニーズに合わせた倍率でフィールドバスインターフェース(PROFIBUS又はPROFINET)を個々に利用可能。表示1:1の場合:最大拡がり角60mrad、表示5:1の場合:最大拡がり角120mrad