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PRIMES Japan 株式会社
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自分たちのためのイノベーション

レーザには冷却が必要で、人には温かさが必要です。PRIMES社が2012年に別館を建設した時、目標は「環境にやさしく」でした。貯水タンク、ソーラシステム、コンクリートコアによるエネルギーの効率を促すため、最新のテクノロジーを採用しました。その結果、冬の間中はレーザの廃熱を利用し例えば暖房や水槽に冷水をためることができました。そして1000平方メートルのビルの使用スペースでほとんど暖房と空調は不要となりました。これはエンジニアの努力の賜物です。環境に優しく、効果的です。

 

2つの25㎥水槽のうち1つの冷却デバイスからの熱。
二つの25立方メートルの一つの冷却の設置からの熱。

レーザの冷却

PRIMES社所有レーザの様々な冷却要件に対応するため、2台の水槽はビルの地下に設置しました。それぞれの水槽は25立方メートルの冷水を保存できます。

暖房に廃熱を使用する場合、水槽からヒートポンプで熱を取り出し、暖房回路に使用できるようにします。ヒートポンプ自体は14 kWの熱パワーしかありません。しかし暖房期間は長いので、短時間で100 kW以上の冷却容量が使用できる十分な冷水を生成します。夏にはヒートポンプで外気に熱を放出します。

ビルの暖房と冷房

全ての暖房と冷房は天井のコンクリートコアで起動します。この方法はコンクリートコア温度制御とも呼ばれ、熱エネルギーを保存するためにビルの天井及び/又は壁の大きさを利用し、部屋を暖めたり冷やしたりします。

水道管を15 cm程度の間隔で天井のコンクリートに埋め、水を流すことによりコンクリートを暖めたり冷やしたりします。冬は循環水をヒートポンプで23度まで温めます。これにより部屋ごとに暖房管理をする必要がなくなります。水槽の温度が外気より低い場合、追加でガスを送り温めます。毎冬平均20,000 kWhの廃熱を節約できます。

夏の間、コンクリートコアの水を水槽経由で冷却します。この方法により経費及びエネルギー集約型気候制御を使用せずに快適な室温を提供することができます。

暖房または冷房:ビルの天井におけるコンクリートコアの活性化からの送水管
暖房または冷房:ビルの天井におけるコンクリートコアの活性化からの送水管

南側の部屋及びのこぎり屋根を導入することで、51kWpの太陽熱発電システムを設置することができました。PRIMES社では50,000kWhの内、35,000kWh程度を自社で使用しています。

目覚ましい結果

大きなバッファストレージによる熱回収と連携した冷暖房の組合せによりエネルギー消費は激減しました。嬉しい副作用として冷却設備への投資も削減することができました。全てのレーザを操作するため100 kWの冷却パワーが必要でしたが、12 kWで対応が可能となりました。